
相談者:社長
東京都の入札に参加したいのですが、どうやったら良いのか?方法がわかりません。ネットで調べても、とても難しそうです。今回が初めての経験なので、右も左もわかりません。どうしたらよいでしょうか?
回答者:行政書士
東京都の入札資格でお困りのようですね。初めての人にとっては、非常にわかりづらく感じるかもしれませんので、ジャンルや手続きの流れを、わかりやすく簡単に解説させていただきます。
東京都の入札手続きについて、お困りの方が多いようです。実際に弊所にも、「東京都の入札に参加するにはどうすればよいか?」「東京都の入札に参加したいが、方法が分からない」という問い合わせが、数多くあります。
そこで、このページでは、今回初めて東京都の入札にチャレンジしようという方のために、「東京都の入札とは?」「東京都の入札に参加するための手続きの流れ」「自分でできそうにない方へ」という3つの視点から、わかりやすく記載しました。このページに記載されていることは、東京都の入札に参加する上で、どれも基本的なことになりますので、ぜひ、理解するように頑張ってみてください。
東京都の入札参加資格申請に精通した行政書士。これまで多くの建設会社・物品販売業者・委託業者の入札参加資格取得を支援し、急ぎの案件や地方の会社からの依頼に対して、数多く対応してきた実績を持つ。豊富な経験に基づく正確な手続きには定評があり「東京都入札参加資格の専門家」として高い信頼を得ている。「入札参加資格申請は事前知識が9割」を出版。インタビューは、こちら。
【自分ではできそうにないという方へ】
まずは専門家に話を聞いてみたいという方は、ぜひ、事前予約制の有料相談(1時間11,000円)をお申込みください。事前相談では、「営業種目や取扱品目の詳細」「東京都電子調達システムの中身」「御社の状況に即したスケジュールのご案内」「電子証明書の取得方法」などについて、個別・具体的にご案内させていただくことが可能です。
「今すぐ、手続きに着手したい」「入札資格の取得は専門家に任せたい」という人は、こちらの問い合わせフォームからメールにてご連絡ください。
東京都は、年間約9万件、金額にして年間約1兆5600億円の契約を発注しているというデータがあります。みなさんの周りにも「東京都と取引をしている」「東京都から仕事を受注している」「東京都の公共事業を落札している」という会社があるかもしれません。
東京都の入札案件は主に「建設工事など(設計・測量・地質調査を含む)」「物品買入など(物品と委託等)」の2種類に分かれます。そのため、まずは、御社が「公共工事の入札に参加したいのか?」それとも「物品の販売や役務(サービス)の提供の入札に参加したいのか?」を決める必要があります。
漠然と、「東京都の入札に参加したい」だけでは、どの種類の入札参加資格を取得すればよいのか?決めることができません。そのため、まずは、どういった分野の公共事業の案件に入札したいのか?を決めて頂く必要があります。
| ■ 東京都入札資格(物品)の営業種目・取扱品目の一覧は、こちらのページをご参考ください。 | |
| ■ 東京都入札資格(委託)の営業品目・取扱品目の一覧は、こちらのページをご参考ください。 | |
| ■ 東京都入札資格(公共工事)の手続きについては、こちらのページをご参考ください。 |
東京都の入札に参加できる範囲
東京都の入札参加資格を取得すると、以下の部局の発注する入札案件に参加することができます。
| 局 | 適用範囲 | |
|---|---|---|
| 財務局 | 知事部局 | 政策企画局、デジタルサービス局、総務局、財務局、主税局、生活文化局、都民安全総合対策本部、スポーツ推進本部、都市整備局、住宅政策本部、環境局、福祉局、保健医療局、産業労働局、中央卸売市場、建設局、港湾局、会計管理局、子供政策連携室、スタートアップ戦略推進本部、東京消防庁及びそれぞれの事業所・出先機関 |
| 行政委員会等 | 教育庁、選挙管理委員会事務局、人事委員会事務局、監査事務局、警視庁、労働委員会事務局、収用委員会事務局、議会局及びそれぞれの事業所・出先機関 | |
| 交通局 水道局 下水道局 |
交通局・水道局・下水道局及びそれぞれの事業所・出先機関 | |
なお、東京都の入札参加資格を取得しても、東京都内区市町村の入札に参加することはできません。「東京都」と「区市町村」は入札に関するルールが別だからです。都内区市町村の入札について、詳しく知りたい方は、こちらの相談事例ページの動画をご確認ください。
東京都の入札に参加するには?

東京都の入札には、いつでも、だれでも、参加することができるわけではありません。東京都の入札に参加するには、「東京都入札参加資格」を取得する必要があり、「東京都入札参加資格」を取得するためには、以下の手続きが必要になります。
1.入札用電子証明書+ICカードリーダの購入
東京都への「入札参加資格申請」は、東京都電子調達システムというシステムを利用した電子申請になっています。そして、このシステムにログインをして電子申請を行うには、「入札用の電子証明書」と「ICカードリーダ」が必要になります。そのため、東京都の入札に参加しようと思ったら、まずもって「入札用の電子証明書」および「ICカードリーダ」を準備しなければなりません。
この「入札用の電子証明書」および「ICカードリーダ」は、ビックカメラなどの量販店から購入するのではなく、「電子入札コアシステム対応の民間認証局」から購入する必要があります。
「電子入札コアシステム対応の民間認証局」には、
- 日本電子認証株式会社
- 株式会社帝国データバンク
- NTTビジネスソリューションズ株式会社
などがあります。弊所では、日本電子認証株式会社の提供するAosignカードをお勧めしています(なお、入札用電子証明書とICカードリーダを購入するにあたって、御社が一番初めに用意しなければならない3つの書類については、こちらのページに記載があります。ぜひ、参考にしてみてください)。
2.東京都電子調達システムのパソコン環境設定
「入札用の電子証明書」と「ICカードリーダ」を購入したら、電子証明書とICカードリーダをパソコンで使えるようにしなければなりません。「1」でも記載しましたが、東京都の入札参加資格を取得するには、東京都電子調達システムを利用して、電子申請をする必要があります。
その際に、購入した電子証明書やICカードリーダが、御社のパソコンで利用できるようにするパソコン設定と、東京都電子調達システムを利用できるようにするパソコン設定という2段階のパソコンの環境設定が必要になります。
購入した電子証明書やICカードリーダが、御社のパソコンで利用できるようにするには、各種ソフトのインストールを行い、実際にPIN番号を入力してログインすることができるかどうか、動作確認を行う必要があります。
東京都電子調達システムを利用できるようにするには、東京都のホームページ上に記載されている「事前準備等」の項目を参考にしながら、信頼済みサイトへの登録、ポップアップブロックの例外設定、ローカルディレクトリパスの有効化など、さまざまな設定を行わなければなりません。
3.東京都電子調達システムからの電子申請
「2」のパソコンの環境設定が完了したら、東京都電子調達システムにログインし、実際に申請作業を行うことになります。「2」のパソコンの環境設定が完了していないと、「パソコンの画面が固まる」「エラー画面が表示される」「ボタンを押すことができない」「先に進むことができない」というような事態になります。
必ず、「2」のパソコンの環境設定を行ってから、電子申請の作業に入るようにしてください。
電子申請の際に重要なのは、御社が申請する「営業種目・取扱品目」です。東京都の入札は、大きく分けて「物品・委託」と「公共工事」の2つの分野に分かれていますが、どの「営業種目・取扱品目」を選択して申請するかは、自社で決定して頂く必要があります。「営業種目・取扱品目」は、1度選択すると後から、追加・変更・訂正が一切できませんので、注意が必要です。
また「営業種目・取扱品目」ごとの、売上高の割振りや、過去の契約実績なども入力する必要がありますので、「売上高」や「契約実績」などが分かる資料を事前に用意し、準備してから申請手続きを行うようにしましょう。
4.承認通知の受領+受付票のプリントアウト
「3」の東京都電子調達システムを利用した電子申請に不備がなければ、承認通知が届きます。承認通知は、申請完了後、おおむね2週間程度で、申請の際に入力したメールアドレス宛に届きます。
万が一、申請に不備があると、「否承認」となり補正が必要になります。入力に不備があると、数字を訂正したり、再度申請手続きをしなければならなくなったりと、作業が増えるので、できるだけ「否承認」にはなりたくないものです。
承認通知が届くと「受付票」がプリントアウトできるようになります。この「受付票」は、東京都の入札参加資格を持っていることの証となる書類ですので、会社の実印を押印のうえ、裏面に印鑑証明書を添付して保管しておくようにしましょう。
5.資格適用+有資格者名簿への登載
電子申請が承認され、受付票がプリントアウトできるようになったら、もう安心です。翌月1日、もしくは翌々月1日から、入札参加資格が適用され、東京都の入札参加資格の有資格者名簿に掲載されます。東京都の入札資格の適用開始日は、「毎月1日から」ですので、「1日」から東京都の入札に参加できるようになります。
また、この段階で、「資格結果通知書」をプリントアウトできるようになります。この「結果通知書」には、「A」「B」「C」という等級が、記載されています。
この等級は、発注標準金額と連動していて、『「A」であればより大きい金額の入札に参加でき、「C」であれば小さい金額の入札にしか参加できない』という関係性になっています。
東京都が発注する案件は「○○の営業種目でAの格付にあるもの」とか「○○の営業種目でAまたはBの等級を有しているもの」といったような条件のもとに発注されます。
自分の会社が、どの営業種目でどのランクに格付けされているか?は、今後の入札活動において非常に重要な事項です。資格が適用されて、有資格者名簿に登載されたら、東京都電子調達システムから結果通知書をプリントアウトし、営業種目とランクを必ず確認しておきましょう。
たとえば
- 入札用電子証明書は、どうやって購入するのか?
- パソコンの環境設定が、難しすぎてできそうにない
- 営業種目や取扱品目って、なにから選ぶのか?
- 営業種目ごとの売上高の割振りはどうやって行えばよいのか?
という疑問は、残ってしまうかもしれません。
また、
- 手続きが面倒なので、一切合切、専門家にお任せしたい
- 期限まで、時間がないので、急ぎ対応で丸投げしたい
- 手続きを外注することは決定事項なのでお願いしたい
といったご要望もあるかもしれません。
弊所では、さまざまな「業種」「業態」のお客様から、東京都の入札参加資格に関する手続きの代行をご依頼頂いています。弊所ができることは以下の通りです。
✅ 御社に代わって、「入札用電子証明書」と「ICカードリーダ」の購入申込・受取り代行を行います。
✅ 御社にご訪問のうえ、「東京都電子調達システム」を利用できるようにパソコンの環境設定を行います。
✅ 申請に必要な事項をヒアリングし、御社に代わって「東京都電子調達システム」から電子申請します。
✅ 申請後に、承認・否承認の通知を確認し、受付票をプリントアウトのうえ、御社にご連絡いたします。
✅ 資格適用後は、「資格適用および有資格者名簿への登載」をメールにてご連絡させていただきます。
東京都の入札は、最初が肝心

東京都の入札参加資格の申請は、最初(スタート)がものすごく重要です。例えば、1度選択した営業種目は資格の有効期間中、変更(訂正)することができません。また、パソコンの事前準備が遅れれば、それだけ、東京都の入札に参加できる時期も、先送りになってしまいます。また、御社の決算書の数字が等級(ランク)に影響を及ぼします。
こういった観点から、最初の一歩は専門家に伴走してもらいつつ、手続きを完了させることが、非常に重要です。
行政書士法人スマートサイドは、東京都入札参加資格申請の専門家として、数多くの事業者さまの入札参加資格の取得手続きを代行してきた実績があります。東京都電子調達システムからの電子申請はもちろんのこと、そこに至るまでの「電子証明書の取得」「パソコンの環境設定」も一貫して作業することができます。
どうやったら東京都の入札に参加できるのか?とお悩みの方は、まずは、事前予約制の有料相談(1時間11,000円)をお申込みください。
■ 東京都の入札参加資格を取得するまでのスケジュール
■ 手続きの全体的な流れと注意点
■ 必要書類とヒアリング事項
■ 東京都電子調達システムの見方・案件検索の方法
などについて、ご案内させていただくことが可能です。皆さまからのご連絡をお待ちしております。









